平和のコラム


反戦、平和、革新、調和、自由と平等の世界へ〜

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『みなさまへのご挨拶とイラク報告会』開催にあたって〜高遠菜穂子

at 2004 07/09 01:16 編集

 私は、4月にイラクで拘束され、9日目に解放された高遠菜穂子です。

無事に帰国し3ヶ月が経とうとする今も、皆様にご心配をおかけしたままでいますことをお許し
いただきたく思っています。

先日の韓国人の金鮮一さんの殺害のニュースを受けた時、少しずつ前向きになっていた心を奈落の底に突き落とされたような気がいたしました。

「私が殺されていたかもしれない」という恐怖と、「生き残ってしまった」という思いでいっぱいになりました。しかし、それは同時に、私がなぜ「生かされた」のかを真剣に問い直すことにもなりました。

金さんやその他にも人質となって殺され方々、空爆や戦闘で亡くなっていく兵士と巻き添えになって死んでいくイラクの民間人、そして世界中で理不尽に散っていくたくさんの命に思いを馳せ、私にできることを再び全身全霊でやっていこうと決意しました。

今回、イラクから友人のスレイマン氏が来日します。彼とは昨年の6月にバグダッドで知り合いました。
ストリートチルドレンの件では、色々とお手伝いしていただき、子供達の就職先の斡旋もしてくれました。
また、私が拘束された直後にバグダッドやファルージャでビラを配って解放を訴えてくれた命の恩人でもあります。

22日は、彼にイラク人の本音を語っていただきたいと思っています。

また、この1年を半年ずつイラクと日本で暮らして感じたこと、さらに事件後3ヶ月経った今、これからイラクとどう向き合っていくかなどを皆様にお伝えしたいと思っています。

「真実を知る」ことは、おそらく怒りを抱えることになるかもしれません。しかし、怒りは怒りを呼ぶだけで泥沼化させるだけだということは、どこを見ても明白です。

私は、私たち日本人ができること、それをイラク人との対話の中で皆様と一緒に見つけたいと切に願います。


『イラク市民と語る〜私たちにできること』 
日 時:7月22日(木)午後6:00開場/6:30開会
場 所:なかのZERO本館 大ホール
JR・地下鉄東西線 中野駅南口から徒歩8分

    参加費:¥1000

=== プログラム ============

■あいさつ 今井紀明さん 

■ 第1部 『私のイラクノート』
       報 告:高遠菜穂子さん
■ 第2部 『イラク人からみたイラクの現状と人質事件』
       ゲスト:イフサン・アリ・スレイマン氏(バグダッド) 
■ 第3部 ジャーナリストからのイラク報告
       〜ジャーナリスト田保寿一氏

■アラブ・ホ−プ・ネットワーク呼びかけ

=== 呼びかけ人 ===========
高遠菜穂子(ボランティア)今井紀明(ライター)郡山総一郎(フォト・ジャーナリ
スト) 森住卓(フォト・ジャーナリスト)鎌仲ひとみ(映画監督)きくちゆみ(グローバル・ピース・キャンペーン)広河隆一(ジャーナリスト)伊藤和子(弁護士)七尾寿子(ほっかいどうピースネット)相澤恭行(ピースオン)山口たか(戦争への道を許さない女達の会・札幌)小坂祥司(NO!!小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト)高遠修一(会社役員)山田征(ヤドカリハウス)

=== 呼びかけ団体 =========
ピースボート  日本国際ボランティアセンター ピースオン 3人を応援する会 
劣化ウラン廃絶キャンペーン 日本ビジュアルジャーナリスト協会 
イラクから帰国された5人をサポートする会 イラクの声を届ける会


転送自由
文責★遊牧民★


世界は〜変えられる

at 2004 07/08 02:17 編集

■考えてほしいこと■

数年前にシアトルで行われた、スペシャルオリンピックでのこと〜
九人の選手たちが、100ヤード走のスタートラインに立った
選手は全員が心身障害者だ
号砲とともに、全員がスタート
全力疾走とはいかないものの、ともかくゴールを目指し
勝つために走ろうという意欲が感じられた

ところが、一人の少年がアスファルトにつまずき
二回も転んで泣き出した
残る八人は、少年の泣き声を聞くとスピードをおとして振り返った
そして全員が向きを変えてコースを戻っていったのだ
八人の選手全員が・・・

一人のダウン症の少女は、かがんで少年にキスをし「こうすると痛くなくなるわ」と言った
そして九人で腕を組んで、ゴールまで歩いた
競技場にいた人たち全員が立ち上がり
声援がしばらくの間やまなかった

そこに居合わせた人たちは、今でもこの話を口にする
なぜ?
なぜなら、心の奥深くで、だれもが次のことを知っているから

今生で大切なのは、自分が勝つなどという小さな目標ではないこと
たとえそのために、自分のペースをおとし、進路を変えることになろうとも
他者の勝利を助けることこそが大切だということを・・・

もしあなたがこの話を転送してくださったら
私たちのハートが変わったように
新しい誰かのハートを変えることができるかもしれません

「ろうそくが別のろうそくに灯をうつしても何も減りはしない」


翻訳:乾 真由美



グローバル・ピース・キャンペーンのメールマガジンより転載
文責★遊牧民★

「華氏911」 米で記録的ヒット

at 2004 07/07 02:20 編集

「映画は真実だった」 客席から大きな拍手

 同時多発テロをめぐる対応や対テロ戦争、イラク侵攻など、ブッシュ政権の政策を批判し、今年のカンヌ映画祭の最高賞を受賞したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「華氏911」が米国で記録的な興行成績をあげています。

独立記念日(七月四日)の休暇にあわせて公開された問題作を鑑賞しようと小規模の映画館につめかけた多くの観客がその内容を好意的に受け止めています。(ワシントン=遠藤誠二)

 六月三十日の夕方、ホワイトハウスから東に数百メートル、連邦捜査局(FBI)本部建物が見下ろす映画館の切符売り場には長い列ができました。当日夜の上映は深夜の分を除き完売。それでも前売り券を求める人が後を絶ちません。

表情はればれ

 映画館を後にする人は、勧善懲悪の痛快劇を見た後のようなはればれとした表情です。ある年配の女性は「まさにその通り、映画は真実だった」と興奮気味に語りました。

 約二時間弱の映画は冒頭で二〇〇一年の9・11同時テロの様子を描きます。テロ攻撃の警告があったにもかかわらず長い夏期休暇を取ったブッシュ大統領。訪問先のフロリダ州の小学校で二番目のハイジャック機がニューヨークの世界貿易センタービルに衝突したと知らされ、ぼうぜんとする同氏の姿。

 テロ首謀者のウサマ・ビンラディン一族とブッシュ一族との親密な関係や、テロ直後に制定された国民を監視する愛国者法の矛盾などを指摘します。
 ついでイラク戦争。「米国を攻撃せず、ただ一人の米国民をも殺害していない国」への戦争を始めたとのナレーションで、米軍による爆撃で頭皮が破れたり、左腕を骨が見えるまで縦に引き裂かれた罪もない子どもの姿など、凄惨(せいさん)なイラク侵攻の様子を伝えます。

 イラクに駐留している米兵が「ラムズフェルド国防長官がここにくれば私は彼に辞任を求める」と述べた場面では、客席から大きな拍手が起きました。

 隣州のメリーランドからきたエンジニアのスチュアートさん(47)。「これは、私たち米国民がこの三年間に知らされてきたことの集大成です。十一月の大統領選挙に影響を与えることを期待したい。知り合いにもぜひ見ろと薦めます。私はイラク戦争にも反対だし、選挙ではブッシュ候補以外に投票する」

 「華氏911」は、大手映画会社のディズニーが配給を拒絶したため、全米では比較的小さな映画館での公開となりました。公開開始(六月二十五日)後三日間の収入は二千三百九十万ドル(約二十六億円)。前週一位の映画「ドッジボール」やスピルバーグ監督の新作「ターミナル」の上を行き、ドキュメンタリー映画としては過去最高の興行成績をあげています。

 上映映画館の数は一週間で倍となり、ニューヨークやロサンゼルスなど大都市だけでなく、保守層が多く住む地方でも成績は上々。ムーア監督は、仏カンヌ映画祭のパルムドール(最高賞)受賞とあわせ、興行の面でも大成功を収めた形です。

大統領は沈黙

 こきおろされた当のブッシュ大統領は沈黙を守っています。ホワイトハウスの担当官は「われわれは忙しくて映画を見る時間などない。時間があったとしてもシュレック(公開中のアニメ映画)の方を見るだろう」と述べるのが精いっぱい。

 一部保守系団体が選挙法違反として上映の差し止めを裁判所に訴え、ボイコット運動をしました。こうした動きが話題をよび観客動員にさらに拍車をかけています。

ムーア監督は「この映画の上映阻止を狙ったすべての右翼団体に感謝する」とコメントしました。
                
7月4日(日)「しんぶん赤旗」
毛利弁護士のメールニュースより転載

共同声明

at 2004 07/05 01:33 編集

共同声明:
自衛隊のイラク「多国籍軍」参加に反対し、自衛隊のイラクからの即時撤退を求めます


呼びかけ:WORLD PEACE NOW実行委員会


G8サミットのために訪米していた小泉首相は、6月8日にブッシュ米大統領と個別に会談し、国連安保理決議を受けて、自衛隊を「新決議」に基づいて多国籍軍に参加させると約束しました。現在イラク・サマワに占領軍として派兵している自衛隊を、そのまま多国籍軍に横滑りさせるというのです。

この自衛隊のイラク多国籍軍参加は、まったく違憲・違法なものであり、私たちは絶対に反対です。この小泉首相の言明は、従来、政府が取ってきた態度を180度転換させるものです。政府は1991年の湾岸戦争の時以来、「武力行使を任務とする多国籍軍に参加し、司令官の指揮を受けて活動することは憲法上問題がある」という態度を取ってきました。つまり自衛隊の多国籍軍への参加は、憲法に違反するという立場です。

しかし小泉内閣が、イラク派兵自衛隊の多国籍軍への横滑り的参加の方針を固めて以後、6月1日に秋山内閣法制局長官は、国会答弁で従来の立場を否定して、「武力行使を行わず、活動が他国の武力行使と一体化しない場合には、武力行使を伴う任務、伴わない任務の両方が与えられる多国籍軍に参加することは憲法上問題ない」と述べました。

しかしこれはまったくの詭弁にすぎません。6月8日に可決された国連安保理の新決議(決議1546)は、「多国籍軍は……治安維持に貢献するために必要なあらゆる措置を取る権限を有する」となっており、多国籍軍は「統一指揮」の下に入ると明記されています。多国籍軍の任務に「人道・復興」がふくまれているとしても、それは武力行使を含む「治安維持」と切り離されるものではありません。あくまで主要目標は同決議の付属文書となっているパウエル米国務長官の安保理議長への書簡にあるように「治安維持」「武装集団に対抗するのに必要な活動」「イラク軍の訓練と配備」なのです。

米軍を主力にした「多国籍軍統合司令部」の「統一指揮」下に入る自衛隊が、「独自の指揮権を維持する」などということは現実には全くあり得ないことです。

 しかし小泉内閣は、国会にも諮ることなく、与党からの疑問・批判をも押し切ってイラク特措法に今回の新決議を「政令」で加えて、多国籍軍への自衛隊参加を強行しようとしているのです。こうしたイラク多国籍軍への自衛隊参加は、憲法違反であり、与党が一方的に強行したイラク特措法すら踏みにじるものです。
またこの「多国籍軍」自身が、占領支配を継続させるための存在であることも明らかです。圧倒的多数のイラク民衆は、「暫定政権」と多国籍軍を通した不法な占領の継続に強く反対しています。
私たちは、憲法を踏みにじる自衛隊の「多国籍軍」参加に強く反対し、自衛隊のイラクからの即時撤退を強く求めます。


国民が声あげれば政治は変わる 

at 2004 07/03 18:33 編集

 2日夕、日本共産党の不破哲三議長は東京・JR新宿駅西口のデパート前や陸橋を埋めた2万人の聴衆を前に、小池晃比例候補、今村順一郎東京選挙区候補とともに街頭演説に立ちました。

不破議長は「日本の主人公は大企業・財界でもなければアメリカでもない。国民こそ国の主人公。その主人公が声をあげれば政治は変わる」と日本共産党の前進を力を込めてよびかけました。

この記事のURLです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-07-03/01_01.html



日本共産党メールニュース「こんにちは日本共産党です」より転載
★遊牧民★

平和のコラム

at 2004 07/03 03:25 編集

今、僕は日本の政治をかつてない深刻な思いでみている。
日本にとって、もっとも基本的な平和憲法を変えようという動きに危機感を抱いている。
第9条は理想論だと攻撃されるけど、世界に誇れるものだと思う。
〜俳優 近藤正臣さん

小泉さんがイラクの多国籍軍に自衛隊を参加すると、ブッシュさんと勝手に約束してきたことは絶対におかしいです。
〜ファッション評論家 大内順子さん

常に大衆演説に力を入れ、政党助成金を拒否し、自民党政治の本質を批判し続けている日本共産党こそ、最も「政党らしい政党」だ。
〜政治評論家 宮崎吉政さん

私は、時代の危機に正面から立ち向かってきた共産党を、必須アミノ酸ならぬ、必須抵抗党と考えている。
〜作家・脚本家 早坂 暁さん

イラクへの自衛隊派兵、多国籍軍への参加決定など、いまほど「平和」について真剣に考えないといけない時期はありません。自公政権の戦争参加の道に、憲法を守る立場から反対し、まっとうな意見を言っているのは日本共産党だけでしょう。
〜児童文学者 溝江 玲子さん



すべて「しんぶん赤旗日曜版」6月27日号より抜粋掲載
文責★遊牧民★