Tue.2011.08.09
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内部被曝

私が伝えたいのは「科学者は嘘をつく」ということです

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バズビー博士は、原子力の本当の闇について知っているようです。
福島第一原発事故をきっかけとして、私たちの意識を根本から変え、今までとは違った視点で見つめなおすことを望んでいます。

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バズビー博士の原子力の根源的な部分に触れているインタビュー

内部被曝を重視し、「このままでは福島、北日本は使えない土地になる」と警告しているECRR(欧州放射線リスク委員会)の科学議長クリストファー・バズビー氏のインタビューです。

バスビー博士は、低線量被曝による健康被害の第一人者で、ECRR科学議長を務めると同時に、英国政府の内部被曝調査委員会などの委員を務めています。
今回、福島県郡山市の保護者ら、児童・生徒の「集団疎開」を求める市民団体の招きで来日した。
バズビー博士は、福島県郡山市の保護者や、それを支援している市民団体の要望を受けて7月17日に来日、講演会を終えて日本滞在の最後の日に、福島県の会津若松市に行って、放射線量と放射線核種の計測を行いました。
【ECRR議長・バズビー博士が内部被曝について重大な警告】

バスビー博士は、今回の来日で何人かのジャーナリストからインタビューを受けていますが、この動画のインタビューは、テーマがはっきりしていて、かなり成功しています。
インタビューを行っているのは、ジャーナリストの松元千枝氏です。

バズビー博士は学者らしく慎重に言葉を選びながらも、私たちが抱えている本質的な問題について、鋭い指摘をしています。
それは、こうです。

「日本のみなさん、そろそろ気づいてください。このままでは取り返しがつかなくなりますよ」。

このインタビューは、いつもと違って、「原子力を推進しようとしている人たちの言うことを信じないように」という警告になっています。
このインタビューでは話していませんが、バズビー博士が言外に暗示している部分については、近いうちに記事にしたいと思います。

文字起こしして、さらに理解が深まるよう、少し解説を加えてみましたのでご覧ください。


インタビュー始まり

松元氏:
今回の来日の背景には、子供たちの安全と健康がないがしろにされていて、福島の子供の疎開を求める声があります。
しかし、日本政府は被曝レベルを引き上げ、外で遊んでも安全だと言っています。
避難については、(日本の政府は)まったく検討していませんが、福島の現状をどのようにお考えですか。

バスビー博士:
日本政府は犯罪的(criminalという言葉をはっきり言っています)に誤っていると感じています。
子供ですら汚染の高い地域から避難させていないのですから。

政府は個人が集まった組織です。
そして、組織の個々人が決定します。

誤った決定なのに、それに従って行動するようなことが、過去には戦争犯罪などで同じようなことがありました。
第二次世界大戦では、ヒトラーが政府として多くのユダヤ人を強制収容所のガス室に送りました。

政府として行ったことですが、最終的には個人個人に責任があります。

これらは戦争犯罪です。

今は平時ですが、戦争犯罪と同じと考えられます。
これらの人々は個人として責任があり、名前も指摘できるわけです。

彼らは最終的に何らかの裁判にかけられ、刑務所に入ることになると思います。

(管理人:枝野は確定でしょう)

松元氏:
日本政府はICRPのモデルを採用していますが、ICRPの勧告についてさえも違反している部分があります。
博士はICRPを批判していますが、日本政府に対して、どうお考えですか。

バズビー博士:
日本政府がICRPの基準にこだわるのは、ICRPが緊急時には20ミリシーべルトまで許容しているからだと思われます。
今は(瀬戸際の)緊急時を脱しているのですから、通常の許容上限値は1ミリシーベルトです。

ですが、アメリカやヨーロッパでは、1つの放射線からの被曝は0.1ミリシーベルトに抑えるよう解釈されています。
しかし、日本政府は、国民に1ミリシーベルトより高いレベルk被曝を許容しているのです。

私自身の考えですが、(車の)エアフィルターの調査から、とても多くの人々が20ミリシーベルト以上の内部被曝をしていると思います。

日本政府は意思決定において、完全に機能不全に陥っています。
ECRRモデルの情報や、私たちが行った計測結果があってもなお日本政府が行動を改めならなら、最終的には裁かれることになると思います。


松元:
ICRPとECRRの基準に違いがあるのは何故ですか。

バズビー博士:
まず最初に知って欲しいのは、ICRPの基準は役に立たない、ということです。
(ICRPは)内部被曝による発症数について、誤った予測を出すでしょう。

ICRPのモデルは1952年につくられました。
DNAが発見されたのは翌年の1953年です。

ICRPは原子爆弾による健康への影響を調べるために設立されました。

第二次世界大戦後、大量の核兵器が作られ、プルト二ウムやウランなど、自然界にはないものを世界中に撒き散らしました。

このため、ICRPはすぐに対策を考えなければなりませんでした。
そこで彼らは物理学に基づいたアプローチを取りました。

物理学者は数学的方程式を使って、シンプルな形にまとめるのが得意です。

しかし、人間について方程式で解くのは複雑すぎます。
そこで彼らは人間を水の袋と仮定し、被曝は水の袋に伝わったエネルギーの総量であると主張したのです。
これはとても単純な方法です。
人の形の水の袋に温度計を入れ、放射線を当てて温度が上がったら、それが吸収された放射線量というわけです。

松本氏:
ICRPは原子力エネルギー推進していると言われていますが…。

バズビー博士:
彼らは何かを推進しているなんて言いません。
独立した組織で、科学者たちが放射線のリスクを研究していると言います。

決して原子力を推進しているとは言いません。
ただ、結果的にそうなって(原子力エネルギーを推進している)います。


このようなことは、水面下でいつも起こることです。

私たちの多くは、ICRPは、もともと核開発を推進するために設立されたと思っています。
推進しないまでも、人々が核開発を阻止しないように設立されたと思います。


人々が、「牛乳にストロンチウムが入っていたからジミーが白血病になっちゃったわ」と言うと、
「いえ、核兵器のせいじゃないですよ、放射線量が少なすぎて影響しませんから」。
そう言うためにICRPは設立されたのだと思います。

そして医者たちが騒ぎ出したとき、彼らは何をしたかというと、医者たちを牽制するために1959年にWHOとIAEAと協定を結ばせたのです。

それはIAEAが放射線と健康について責任を持つというものでした。

「IAEA=国際原子力機関」が健康について責任を持ち、「WHO=世界保健機構」が放射線のリスクについて考えてはいけないことになったのです。

彼らは蚊だのエイズだけを扱うことになりました。

そこは、はっきり区別されています。
これが、ICRPが放射線リスクに対する理解をコントロールしている証拠です。

松本氏:
それがICRPが内部被曝を考慮していない理由でしょうか。

バズビー博士:
そうです。
でも絶対に彼らは、それを認めないでしょう。

松本氏:
博士は世界中で、いままで40回以上、裁判で証言されてきたとのことですが、そのことについてお聞かせください。

バズビー博士:
ECRRモデルを使い、いままでたくさんの裁判をしてきました。
人々の内部被曝の被害を専門家として証言してきました。

米国では、放射性物質を扱う仕事をしてきた人々や、原子力発電所のそばに住む人々や、ロサンゼルスの核施設の近くに住む人々などです。

英国では、核実験の退役軍人たちの裁判で、専門家として裁判で証言してきました。
これらの人々に共通しているのは、ガンや白血病を発症して苦しんでいることです。
これらの原因は、今日本で話題になっている放射性物質による内部被曝です。

そして、どの裁判でも勝ってきました。
ECRRとICRPで、ボクシングの試合やコンテストをしたようなものです。

法廷では、陪審員も偏見のない裁判官も、3人の裁判官もECRRの解釈を好み、ICRPを好む人はいませんでした。
これらすべての裁判において、ICRPのモデルが正しいと証言する専門家を連れてくることが一回もできませんでした。

ICRPの挙げる証拠は間違いばかりなので、証言するのが難しいのです。

裁判では証拠が必要です。
「ほら、こちらがみんなが信じているICRPで、彼がICRPの委員長で重要人物なんですよ」などということに意味はないのです。

松元氏:
郡山での裁判に呼ばれたとしたら、何を証言しますか。

バズビー博士:
専門家の証人として、証言をしたり報告書を書くのは喜んでしますが、来日はせずビデオで証言します。

なぜなら、放射線量が高すぎて私自身怖いからです。

100キロ圏内に行きたくありませんし、100キロ圏外でも心配です。
私は会津若松に行きましたが、土壌が非常に汚染されていました。

持参した機器で計測した値は想像以上で衝撃的でした。

いつもと変わらない街の様子。でも、そこにある放射性物質は人を殺すでしょう

バズビー博士:
東京のホテルで街を見ていると、ビジネスマンが傘をさして通ったり、女性も男性も皆、いつもとまったく変わらないのです。
会津若松でも街はいつもと変わらないし、原発から5キロのところでも景色は何も変わらないでしょう。

でも、そこにある放射性物質は人を殺すでしょう。

放射性物質は見えないのです。
ガイガー・カウンターがあれば計測することができますが、ガイガー・カウンターに勘違いされる可能性もあります。

実際には、マイクロシーベルトという放射線率には関係なく、放射線を出す物質が空中に舞っていて、体に入ることが問題なのです。

それを知っていると、近くには行きたくなくなります。

チェルノブイリに行ったために、多くの同僚が死にました。

松元氏:
車のエアフィルターに付着した放射性物質を分析した結果について教えてください。

バズビー博士:
私たちは5台の車のエアフィルターを調べました。
1つは千葉県内、4つは福島原発100キロほどの場所のもので、そのうちの1つは原発から30キロ圏内を走行したものでした。
福島のもの(エアフィルター)はすべて千葉より高いレベルの放射線量が計測されました。

とはいえ、千葉のものもかなり汚染されていました。
すべて福島原発から出たガンマ線核種で汚染されていましたし、ウランが含まれている兆候もありました。
ただ、それは見せるには、ちょっと難しいのですが。
また、そのうちの1つからはアルファ線の核種も検出されました。

少なくともアルファ線を出す核種が1つは含まれていることになります。
直径0.5ミリほどのものです。

今、より精密な機械を使って、プルト二ウムがあるかを分析しています。
あと2週間ほどかかります。

この結果が何を意味しているかというと、空気中のセシウム137の濃度は、核実験のピークだった1963年の1000倍でした。
これは、かなり深刻です。
なぜなら、1963年の核実験で乳児死亡率が上がり、20年後には世界中でガンが増えたことを私たちは知っているからです。
でも、その時より1000倍も高いのです。

千葉のものは300倍でした。
そのことから、かなり遠い東京南部も、かなり汚染されていると推測しています。

放射性物質の汚染は均一に広がっているわけではありません。
すでにご存知だとは思いますが、ある場所では高いけれど、ある場所では、それほどでもない。
それはチェルノブイリと、まったく同じです。

チェルノブイリの汚染地図は葉の形のようです。
川の流域に沿うことが多いです。
そういうことを私たちは発見しました。

やるべきことは多々ありますが、一つ目としては、放射線量の高い地域に住む人々は避難する必要があると思います。
特に子供は避難しなければなりません。

なぜなら、子供は最大で10倍、放射能への感受性が強いからです。
今、突然そうなるわけではありませんが、将来は、そういうことが起こるのです。

すでに、そこにいる人々の体は法的な意味で傷付けられています。
しかし、今避難すれば、今以上には酷くはならないのです。
それが第一にやることです。


第二に、政府はすぐに航空機を使い、汚染地図を作らなければなりません。

これは昔からある技術なので問題はないはずです。


バズビー博士:
なぜなら、人々は情報を得る必要があるからです。
情報は、ただあるだけでなく、誰もが知りたい情報をインターネットで見たり、印刷できる必要があります。

どこに行けばいいか、どこに行ったらいけないのか、どこに放射性物質があるのか、ないのか、判断できるからです。

そして、私の意見ですが、チェルノブイリの避難区域と同じレベルの汚染がある地域は立ち入り禁止にすべきです。

30キロという範囲ではありません。物質によっては120キロも飛んでいます。
もし、これが毒ガスで、明日にも死ぬとなったら皆逃げるでしょう。
ただ、明日にでも死ぬというものではなく、何年か経ってから死ぬ、というだけです。

三つ目にすべきことは、比較的、汚染の低い地域にとどまらなければならない人々に補償することです。
丸太で頭を叩かれるのと同じで、致死にいたる物質で汚染されるのですから、法治国家においては、それは違法です。
汚染した原子力業界に補償を求めることです。

また、日本だけでなく世界中の原子力業界に補償を求めてもいいでしょう。
これは国際的な問題ですから。

次に、とにかくお金をかけて原子炉を取り囲む必要があります。

原子炉の下を掘って、コンクリートを流し込み、上部を囲むには1兆ドルもかかりますが、やらなければなりません。
でなければ、放射性物質は、ずっと放出され続け、だんだんと北日本は放射性物質で使い物にならなくなっていくでしょう。


それだけでなく、世界中に広がります。
英国、ハワイ、グァム、米国の西部でプルトニウムが検出されましたし、ですから、これは世界的な問題であり、世界的な解決策が必要です。

「日本は不運だったわね」ではなく、すぐに何とかしなければなりません。
なぜなら、非常に大量の放射性物質が刻々と垂れ流されているからです。

他にやるべきことは、空気中の放射性物質のモニタリングです。
現在、日本政府は、すべての核種の放射線濃度を公開していません。
これは深刻なことです。

政府は、ただセシウムだけを計測しています。
ストロンチウム90、トリチウム、プルト二ウム、ウラン−特にウランは遺伝子に深刻な影響を与える核種です。
ファルージャでの調査では、髪の毛からウランが検出された両親の子供に、非常に高い割合で先天性の奇形が見つかり、ガンも非常に多いことが分っています。

ウランで被曝した影響です。
まさに悪夢です。

金で飼われた科学者は平気で嘘をつく。科学者に対する見方を問い直して欲しい

松元氏:
今回の来日で行ったいつくかの講演の中で、福島原発の事故は世界の原子力産業を大きく変えるきっかけとなると仰っていました。
なぜ、そのようにお考えですか。

バズビー博士:
世界は原子力の脅威を知りながら、すっかり無関心になっていました。
福島原発の事故は青天の霹靂です。

想像を絶する状況が今も続いています。

この事故がきっかけとなり、人々は科学者に対して疑問を持ち始めるでしょう。

専門家であるはずの科学者の言う“真実”を疑うようになるのです。
私からすれば、とても科学者とは思えない。

とんでもない専門家たちです。
現代の科学者たちは企業の手先のようなものです。


彼らが私たちに伝えるのは、市場主義を追求する企業や政府が、お金を儲けるための情報です。

原子力は非常に象徴的です。
人間にとって重要なことを問題提起しています。

私たちは混沌とした状況の中にいますが、福島原発事故が、みなさんの視点を変えるきっかけとなることを望んでいます。
科学者に対する見方を問い直して欲しいのです。

それは新しいことではありません。
科学者からの情報を素直に受け入れていたのも、ここにきて限界に達して爆発寸前です。
この大惨事によって、人々の立ち向かう姿勢が強まるよう願っています。

原子力だけに限ったことではありません。
原子力は私たちの抱えている問題を浮き彫りにしましたが、人類が抱えている問題は、それだけではありません。
携帯電話、遺伝組み換え食品の安全性や地球温暖化など、あらゆる面で政府は科学者に頼っています。

私が伝えたいのは、科学者は嘘をつく、ということです。

理由はどうであれ、真実を伝えない科学者は存在します。
科学的な知識を持つことが重要です。
不可能なことではないのですから。

松元氏:
ひとりひとりが科学者からの情報を注意深く選別することが必要なのですね。

バズビー博士:
私たちは沈み行くタイタニック号に乗っていて、舵をとる船長の手元には、お金のために操作された誤った情報しかない、そんな状況なのです。

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ここから管理人:

「科学者は嘘をつく」。

科学者であるバズビー博士の言葉です。

福島第一原発事故直後から、いわゆる御用学者と言われる種類の人間たちが、自分の専門でもないのに、「ホウレンソウをどんどん食べてください」とか、「プルトニウムは飲んでも安全だ」とか、「放射能は適度に浴びた方が体にいい」とか、まさに精神異常者としか思えない発言を繰り返してきました。

マスメディアは、少しでも原発事故を小さく見せるために、こうした学者を連日、テレビに出演させて、「安心だー」を繰り返してきました。

私は、政府、官僚、学者だけでなく、こうしたメディアの連中も犯罪者だと思います。
時が来たときは、国民の手で、こうした人間たちを法の下に裁く必要があります。
「仕方がない」で済ませていいのは、こうした連中が、まったく赤子のように無邪気で無知である場合だけです。

彼らは学者でありながら、最初から何らかの意図があって、国民に誤った情報を流し、被曝させたのですから明らかに犯罪的な行為です。

彼らに嘘を平気で言わせたのは「お金の力」です。
彼らは、「お金」のために、将来の日本人を命を奪ったのです。

しかし、中には世渡り上手の学者がいて、内部被曝の知識どころか、原発の知識さえないのに、いつの間にか「専門家」を自認し、メディアに出まくって、今でもICRPのプロモーターとして“精力的に”活動している「ヤツ」がいます。

なんと、驚いたことに無知な国民は、そうした要領のいい腹黒い学者を崇め奉っているのです。

私は、当初、ICRPの「素性」についてまったく知りませんでした。
しかし、すぐに「これはペテンだ」と気づいたのです。

ある学者がICRPのリスクモデルを使って、内部被曝を説明しているからです。
このペテン師は「私は原発推進派から原発反対派に転向した」と言っていますが、まったく風見鶏のような人間で、世間の風向き次第で、いつか再び「原発すいし〜ん」と言い出すはずです。

今、話題の学者といえば、東大の児玉龍彦教授です。
7月27の衆院で 国の原発対応に声を震わせながら抗議しました。
今まで、あまりにも酷い学者ばかりだったので、彼がごく当たり前のことを言っても人々を感動させることができるのです。

しかし、同じことを福島児童の母親が言ったとしても、これほど人々にインパクトは与えなかったでしょう。
その違いは何でしょう?
肩書きです。

児玉教授は、こう言いました。

「たとえば乳がんには様々な治療法がある。
放射線や外科手術あるいは抗がん剤投与。
これらは医者が決めるのではなく患者が決めること。
福島に住む住まないは住民が決める。
その判断をするための十分な情報は提供し、サポート体制をつらなければならない」。

「福島に住む、住まないは住民が決める」。
彼は、これを医師が執刀する前に患者や、その家族に行うインフォームド・コンセントにたとえています。

日本はICRPのインチキなリスクモデルを適用しています。法律もこれにのっとって決められています。
すでに福島の人たちは年間1ミリシーべルト以内と決められている被曝量を、とっくに超えています。

法律を正しく解釈するのであれば、福島の住民は国によって、法律を犯すように強制されていることになります。
法律を正しく解釈するのであれば、福島の住民たちには「住む権利はない」ということになります。

そして、福島の人たちが、みすみすガンになることが分かっていて、それを看過している政府も違法行為を犯しています。
「国民の生命・財産は守られる」ことが法で決められているからです。それを決めたのは国です。

しかし、「福島に住む、住まないは住民が決める」というのは、いかにも年間20ミリシーベルトの被曝を押し付けている政府が随喜の涙を流して歓びそうなことですね。

汚染野菜の流通を認めたら、人体の消化器官を通して汚染が全国に広がる

反原発の急先鋒、京大原子炉実験所の熊取六人衆のひとりが、こう言ました。
「汚染された野菜は流通させるべきだ。
福島の一次産業を壊滅させてはならないからだ。
その代わり、汚染された野菜は原発を許してきた大人が進んで食べるべきだ」。

彼が「反原発」を掲げて40年の長きにわたって孤高の戦いを続けてきたことは、ほとんどの人が知っています。
そのとき、彼を応援したり、支えてくれる人たちは少なかったでしょう。孤独で心細い辛い戦いでした。
この人の功績はとても大きいものです。
また、尊敬に値する人物です。

しかし、こんなことを認めたら、いずれ私たちの排泄物によって全国の下水処理場は放射能で汚染されてしまうでしょう。
それこそ、汚染の全国的拡大です。
人間汚染マップを作ろう、などという話が冗談ではなくなります。

福島の一次産業を救う、という高邁な志とは裏腹に、いずれ人口減少によって福島の農業は破壊されてしまうでしょう。

それとも、「赤信号、みんなで渡れば恐くない」のごとく、いっせいに汚染された食べ物を食べますか?
私は、最後に取り残されて独りになっても赤信号は渡らないでしょう。


原発学者に見られる共通点…。
ロマンティストで、時に子供のように幼稚。

「ほら、こちらがみんなが信じているICRPで、彼がICRPの委員長で重要人物なんですよ」などということに意味はないのです。
バズビー博士の言うことを忘れないでください。

原発を語る学者たちは、自ら権威を捨て去り、それを聴く私たちも学者たちの権威や人気などというマヤカシに捕らわれないようにしなければなりません。
原発は、まったく別次元のテーマです。
これは科学だけでは、その奥の深い闇は解き明かせません。

バスビー博士は今回のインタビューで、そのことを少しだけですが、仄めかしています。

これまで海外に対して、
「風評被害」を理由に日本の農産物の輸入規制解除を求めてきた政府ですが、とうとう松本剛明外相が、東京電力福島第1原発事故をめぐる日本食品の海外向け風評被害対策に関し、これまで「日本で流通している食品は安全」と強調してきた主張を自粛するよう外務省内に指示しました。

事実上、日本の農畜産物は安全ではない、と認めたことになります。

それより何より、「安全デマ」を流して、「風評被害」を出してきたのは政府であったことに気がついたようです。
少しは、お利口さんになったようで良かったです。

タイタニックは絶対に沈まない、と言ってきた船長が、実は人々を阿鼻叫喚の地獄に突き落としたという事実

6月17日、アメリカのFox29ニュースで「福島原発事故の影響で、米国の乳児死亡者数が急激に増加」 と報道されました。

Forbes誌は、4月27日に「ハワイのヒロで市販されているミルクからストロンチウムが検出された」という記事をアップしました。

また、セシウム牛肉が発覚したことについて、米原子力規制委員会(NRC)幹部のチャールズ・カスト氏が、
「日本政府は出荷停止していない食料は安全だと説明したが、今回のような事態が起きた」
と不快感を示し
「日本にも米国民がいる。しっかり連絡をしてほしい」と日本政府に抗議しました。

アメリカ人は牛肉をたくさん食べるので、冷や汗が出る思いでしょう。

バズビー博士が、
「1963年の核実験で乳児死亡率が上がり、20年後には世界中でガンが増えた
と言っているように、今また同じことが繰り返されているのです。
そこにあるのは「隠蔽、隠蔽」。「なあなあ、なれあい」。

私は、アメリカ側が科学的根拠をまとめて、東電と日本政府を相手取って訴訟を起こして欲しいと思っています。
特に、放射能に汚染された水が原因で乳児を亡くしたというお母さん方には、そうしてほしいと思っています。

福島県のお母さん方の集団訴訟にはずみがつくからです。
そして、東北の人たちはもとより、場所によっては東北より高濃度の汚染に晒されている関東の人たちが、将来、補償を取り付けやすいようにぜひともアメリカ側に裁判に持ち込んで欲しい。

そうなれば、日本側は、欠陥原子炉と知っていながら日本にマークT型原子炉を売り込んだ米GE社を相手取ってPL法訴訟を起こす素地ができるからです。

また、中国の大連港で原潜から放射能漏れがあることを日本の政府は堂々と抗議できるようになるかもしれません。

世界は冷戦時代の核実験で被曝させられました。
日本人のガン死亡率が急激に高くなったのも、この冷戦時代の核実験が一因です。
日本医師会は黙ってきたし、自民党も沈黙を守ってきました。

中国は、日本を始め周辺諸国に事前予告なしに核実験を行ってきました。

世界は、核に関しては、まるで「お互い様」といわんばかりに馴れ合いの外交を続けています。
原発問題、核の問題は一国だけが努力しても世界的に見れば虚しい努力に見えるかもしれません。

日本が原発を廃止したとしても、お隣の国には、とんでもない数の原子炉や核兵器があるのです。

今回の福島第一原発事故も同様に「お互い様」でお茶を濁そうと考えているとしたら、世界で唯一の原爆被爆国は、狭い国土だけでなく、そのアイデンティティさえも失うのです。

日本は「ヒロシマ」、「ナガサキ」の原点に戻るべきです。
あのとき、すべての日本人は「核」の恐ろしさ、悲惨さが骨身にしみたはずです。
それは日本人でなければ分らないことです。

それでも再び原発推進を許すのであれば、日本列島は間違いなくタイタニック号にたとえられるでしょう。
乗客である私たちは、それが沈むことなど想像だにしないのです。

それが死出の旅路とも知らないで。




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